▲天城山・天城隧道を見に天城山越え/百名山/静岡県伊東/2020年12 月
道がつづら折りになって、
いよいよ天城峠に近づいたと思ふ頃、
雨脚が杉の密林を白く染めながら、
すさまじい早さで麓から私を追つて来た
伊豆の踊り子(川端康成著)より
天城隧道(あまぎずいどう)
青年と踊子の旅はここの茶屋から♪
2020/12 /5(土)▲天城山を越えて天城隧道
天城越えとは、
三島から伊豆半島を縦断し、下田に至る下田街道の一部で、
湯ヶ島温泉から桜の名所河津に至るルートのことらしく、
今回は、それではなくて、天城山越えです(笑)
天城山(あまぎやま)は、
静岡県の伊豆半島のほぼ中央に位置する連山の総称で、
最高峰万三郎岳(1,406m)、万二郎岳(1,299m)、遠笠山(1,197m)
などからなっています
ブナやヒメシャラなどの原生林に覆われ、
新緑、石楠花や馬酔木の季節、紅葉の季節はとくに美しいとのこと。
川端康成氏の名作「伊豆の踊子」の冒頭文にあるように、
天城山は雨の多いお山のようで。。。
前日までは晴れ予想だったのに見事に雨☔
それでも、山の中にいられることに幸せを感じるのは
変態の域に片足を突っ込んでるのかな(笑)
伊東駅からバス50分で天城高原ゴルフ場に到着
水洗トイレで身支度をすまして9:00スタート!
(とその前に登山バッチを天城高原ゴルフ場フロントで購入)
今回は、一人で行った御嶽山で下山をご一緒した
Sちゃんとの再会登山💛
彼女は雨の登山は好きではないので、
午後からの晴れ予想を信じて登山開始!
いきなりに、迫力のヒメシャラの巨木!
夏椿に似た花を咲かせるようで、見てみたいなぁ~(^^♪
鮮やかなミヤマシキミの実もあちこちに!
1時間もかからずに、
万二郎岳登頂\(^o^)/1399m
ちょっとしたハシゴとかあって、
1時間もかからずに、
万三郎岳登頂\(^o^)/1405m
Sちゃんはうさぎちゃん好き!
三角点!
雨だからツェルトの中で食事をされている方も!
シャクナゲや馬酔木の樹木のトンネルも見事で
春の季節にまたお出でといっているかのよう。
ここから周回で天城高原ゴルフ場のバス停まで戻るのが
通常のコースのようです。
今回は天城隧道まで17キロの長丁場なので、
ひたすら八丁池方面へ。
苔むしたブナ!
天城山は非常に多湿でブナの幹もこんな風に
鹿さんに2回も遭いました(≧▽≦)
深く降り積もったブナの枯れ葉を踏みつつ、
苔むしたブナと、ヒメシャラのピンクゴールドの木肌の
美しい林を緩くアップダウンした道を進むと、
間違って周回コースに行くなど時間ロスもありつつ💦、
途中休憩は、戸塚でお昼ごはんを食べたときだけで
八丁池到着\(^o^)/
な、な、なんと青空がのぞき、
気分が上がるぅ~
展望台からは、
池の上に富士山がひょっこり!
雲海、南アルプスの山なみ、海まで見えました(´▽`)ノ
すっかり青空、やっぱり気持ちがいいなぁ~♪
雄大な富士山
それからは冬枯れした木々の隙間から富士山を拝みつつ、
時間がおしているので急ぎ足で進み、
天城峠到着!
目当ての天城峠は「この標識だけ?」という感じ(笑)
更に15 分ほど下ると
天城隧道到着!
天城隧道(トンネル)は、標高711mの天城峠にあり、
伊豆市と河津町をつなぐトンネルとして、
1905年に開通し、国内で最長・最古の石造道路隧道とのことです。
また、ここを含めて浄蓮の滝など、渓谷を巡る
18キロの踊子遊歩道にもなっているようです。
いつか歩いてみたいなぁ😻
暗くなる前に林道についてほっとしたものの、
17:05発の天城峠バス乗り場へ急ぐ!
10 分と標識にあったのに走っても走っても一向に着かず
・・・真っ暗に(;´д`)
ヘッドライトをつけて掲示板をみつけたら、
間違って水生地下方面に走ったらしい。
あ~あっ( ;∀;)
結局、水生地下バス停の最終バス17:50になってしまったけれど、
バスを待つ間にも美しい星空を見ながら
Sちゃんが作ってくれたお汁粉食べたのも
いい思い出になるなぁ~(笑)
下山時の道迷い、
先週の古賀志山でも暗くなった
・・・下調べが浅いっ!反省(;'∀')
そうそう、修善寺駅行きのバスで途中下車して、
彼女が調べてくれた『湯の国会館』で温泉と食事をしたんですけど、
温泉も気持ちいいし、食事が安くて絶品でした!
ビール380円🍺、牛すじ煮込み定食!
今回ご一緒したSちゃんとは山に対する方向性が似ていて、
彼女は72百名山、一人で西穂高や剱岳も登るほどに、
キャリアも山の知識も豊富で、学ぶことも多く、
長い山行もとても楽しく有意義なものになりました。
どうもありがとうございました!
また、是非によろしくです❣️
【コース状況】
万三郎までは整備されていて危険箇所はなく、
枯れ葉で滑るくらいな感じでした。
そこから、天城峠までは標識も整備されていたものの、
冬枯れでどこにでも歩いて行ける状況でピンクリボンを目当てに歩きました。
霧が出ていると道迷いするかも⁈
あと、ところどころトラバース道がかなり細く斜めなので、
枯れ葉で滑りそうでドキドキでした。
【登 山 口】
天城縦走路登山口にはきれいな水洗トイレあり。
バッチは天城高原ゴルフ場のフロントで買えます。
【交 通】
往路 伊東駅3番バス乗り場7:55発(1080円現金のみ)50分→天城高原ゴルフ場
復路 天城峠、水生地下バス乗り場(現金のみ)→修善寺駅行バス
※ バスの運転手さんに食事処や温泉を尋ねたらとても親切に教えてもらいました。
【周辺情報】
復路、『湯の国会館』で下車。
温泉は内湯、露天、水風呂、サウナがあって気持ちいいお湯♪
アメニティは、リンスインシャンプー、ボディシャンプー、化粧水がありました。
食事処は、ビール380円と良心的なお値段で、私たちが食べた、牛すじ煮込み定食、ハンバーグ定食はとても美味しく、たぶん全部が美味しいと思われます(*^^)v
山行の詳細はヤマップに(*'▽')
ヤマハック参考サイト
一般的な天城山周回コース!
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美味しそうな醤油にゃ(=^ェ^=)
Sちゃんに鹿児島の開聞岳、韓国岳を登ってきた
お土産にもらったにゃりよ❣️